フットケアの資格は複数ありますが、医療分野での活用を前提としている資格はそう多くはありません。医療機関や介護施設でフットケアの仕事に携わりたいのであれば、医療関係者を対象としている日本フットケア・足病医学界のフットケア指導士を選ぶと良いでしょう。認定試験を受けるための条件はいくつかあり、1つ目の条件は日本フットケア・足病医学界の会員であることです。2つ目の条件は、年2回開催される日本フットケア・足病医学界のセミナーを受講していることで、こちらを受講するには1つ目の条件を満たす必要があります。
3つ目の条件は正看護師や准看護師、医師、理学療法士などの特定の資格を取得していることです。4つ目には、特定の資格の取得後に3年以上の実務経験を持っていることが挙げられます。5つ目の条件はフットケアの実務経験を持っていることで、これら5つの条件を満たしてはじめて年1回開催されるフットケア指導士の認定試験に挑戦することが可能です。
認定試験の問題はマークシートを使用する4肢択一式で、問題数は全50問、試験時間は90分となります。フットケア指導士は、更新不要で生涯有効な終身資格ではなく5年毎に更新審査があり、資格取得後も勉強を続けなければなりません。実務経験を積みながら資格取得を目指して勉強し、合格後も勉強の継続が必須なことからハードルはやや高いです。しかし、フットケアの専門家として活躍するうえで役立つ資格なので、チャレンジしてみると良いでしょう。